仕事でミスの多い人の特徴10選【会社より謝罪ばかりの日々をまず辞めよう】

この記事では、あなたの周りにもいるかもしれない、ミスが多い人の特徴をまとめてみました!

この記事に興味を持ってくれた方々は、もしかしたら以下のようなお悩みをお持ちではないでしょうか?

  • 自分のミスの多さに落ち込み、今の会社が向いてないから退職しようかと思っている。
  • 会社内に「なぜそんなにミスが多いのか?」という人がいて困っている。

  • 会社内にいたら、注意すべきタイプとその対策・防止策が知りたい。

これらのお悩みについて、これまで私が実際に経験してきた職場での見解を基にお答えします!

ミスの多い人の10の特徴

ミスの多い人には皆、共通点があります!

これまで私は、当時の職場〜アルバイトも含めて5つ程の職場を経験しましたが、ミスの多い人に遭遇することも何度かありました。

新人の頃などはまだ仕方がないこともありますが、彼らの場合はある程度仕事に慣れた時期にもかかわらず中々ミスが減らなかったり、時には重大なミスを引き起こしてしまうこともしばしば…

実際に彼らと仕事をしたり話したりしているうちに、仕事への意識や取り組み方、習慣にしていること、態度、性格などが分かるようになり、皆それぞれ似ている部分が多いことに気が付きました。

そんな私の経験を基に、ミスの多い人に見られる共通点について10の特徴にまとめましたのでご紹介します!

①極端にスピード重視で質がおろそか

スピード重視で質がおろそか

効率よく業務を処理するにはスピードも重要ですが、質も同じくらい重要です。

業務を行う上でスピードを重視しすぎるタイプの場合、質の方までにあまり意識が向かず、作業は早くてもクライアントが求めるようなクオリティで納品できなかったり、課題の趣旨がズレてしまったり、最悪は重大なミスを引き起こす恐れがあります。

また、場合によっては修正に時間が掛かって、返って効率が悪くなってしまうケースも実際に私は経験しています。

効率の良い業務にはスピードだけでなく質も同じくらい重要なので、もっと慎重さを意識することも重要です。

②確認や見直しをきちんと行わない

確認や見直しをきちんと行わない

確認や見直しをきちんと行わない人は、ほぼ確実と言ってもいいほどミスをする可能性が高いです。

品質のチェックや誤字脱字の確認など、地味な作業が多いこともあるせいか、そもそも習慣づいていない人や、気を抜いて確認作業している人が意外と多いです。

もちろん人間の手による作業ですから、ミスが起きてしまうことは仕方がありませんが、一人一人が意識して確認作業をしないとWチェックなどの改善策も意味がなく、下手すれば周囲からの信頼を失うリスクがあります。

実際に私の昔の職場では、確認や見直しをきちんと行わなず、結果的に充分な状態でないまま納品を行い、長年の得意先から契約を打ち切られるという大損害を犯した方がいました。

少しでもミスを減らすためには、何があっても確認や見直しは絶対忘れずに。

③睡眠時間がいつも短い

睡眠時間がいつも短い

睡眠不足はミスを引き起こす可能性を高めるだけではなく、作業パフォーマンスや生産性なども低下させますので、睡眠はしっかりとることが大事です。

一般的な成人の理想的な睡眠時間が7〜8時間なのに対し、ミスの多い人達の場合は平均睡眠時間が大体4時間程度でした。

日頃、一見元気そうに振る舞っていても、業務に取りかかれば作業の進み具合いが悪かったり、みんなで共有する情報の認識を誤ってミスが生じる等の様子がよく見られます。

充分な睡眠時間をとって仕事に取り組むのがベストですが、どうしても睡眠不足になってしまう時は、休憩時間などに少し仮眠をとるなどして対策しましょう。

④マルチタスクで作業する

マルチタスクで作業する

マルチタスクのような状態では、複数作業によって処理能力が追いつかなくなり、ミスを誘発しやすくなります。

日々、業務のタスクが溜まることはよくありますが、それに対して焦ってしまうタイプの人によくありがちです。

タスクを同時に処理しようと「あれをやりながら、これもやって…」となると、複数の作業によって集中力が分散されてしまいます。

そうなれば、それぞれの作業内容の情報が混在するなどして、ミスを誘発するだけではなく、作業全体の処理スピードも低下するので効率も悪くなります。

対策としては、できるだけシングルタスクで一つの作業に集中し、区切りの良いところで他の作業に移るなどの取り組み方で行えば、ミスも減らせるし効率も上がります。

タスクが溜まることで焦った時は一旦冷静になって、できるだけシングルタスクでの作業を心がけましょう。

⑤面倒になったら「大丈夫でしょ」

面倒になったら「大丈夫でしょ」

作業を面倒くさがって、「それは大丈夫でしょ」の決まり文句で正当化した挙句、結果的にミスを引き起こすパターンです。

大抵このタイプの場合、「一度 区切りがついたので、これ以上面倒な作業はしたくない」というのが本音であり、厄介ごとを避けて楽をしたいという動機でいる人が多いです。

作業についての意見や指摘(工夫や改善など)をした時などによく見られるケースですが、「大丈夫でしょ」の発言には実際のところ根拠がなかったり、充分な保証ができていない状態であったりすることが多いです。

その結果、顧客側から懸念点や欠陥部分について指摘されたり、最悪の場合クレームにも繋がります。

日々の業務の中で面倒なことは確かに多い時もありますが、たとえ面倒な作業でもミスを起こすよりはマシなので、周囲の意見や指摘を前向きに受け入れることも大切です。

⑥言われたらやります主義

言われたらやります主義

「ここ、もう少し工夫した方が良いよ」などの、周囲からの注意や助言などに対して、「(上司から)言われたらやればいい」というのを言い訳に対処を怠ることで、ミスを招くパターンです。

このタイプは基本的に上司等から言われた事(指示された範囲の事)にしか動く気がなく、それ以外は面倒くさがって、やるべきことから逃げたり後回しにしたりする傾向があり、仕事への意欲やモチベーションが低い人に見られがちです。

業務上の危機管理能力も低く、周囲からの注意や助言を受け入れていれば、事前に対応できたかもしれない事も出来ず、結果的にミスとなり顧客や上司の期待に答えられずに終わることがほとんどです。

上司からの指示も大事ですが、事前にミスを防ぐためには、周囲の意見や自主的な判断の方が重要なことも多いので、できれば上司から言われる前に行動しましょう。

⑦メモや記録を取らない

メモや記録を取らない

業務の覚えた内容や伝達事項などのメモや記録をおろそかにしたり、あるいはそれ自体を残していなかったりすることは、ミスを発生する確率が非常に高まります。

このタイプは、普段から「そんなもん、取らなくても大丈夫」とか、「周りの誰かが覚えといてくれんだろ」などと考えているような、仕事に対して無責任でズボらな人に多いです。

メモや記録を残さないということは、情報共有やコミュニケーションにも悪影響を及ぼし、周囲との連携が上手く取れなくなるなど、仕事の効率や信頼関係などにも支障をきたします。

そうなると、肝心な場面で適切な対応が取れなかったり、課題をよく理解出来ずに場を困惑させてしまうなどの失態に繋がります。

今は覚えていても、後になって忘れてしまうなんてことは、誰にでもよく起こることなので、決して過信せず、メモや記録は普段から取ることを心がけましょう。

⑧相手のレベルに合わせられない

相手のレベルに合わせられない

専門知識の有無などに合わせて、相手と同じ目線やレベルに立って対応出来ないと、ミスやトラブルに繋がります。

このタイプは、自分のレベルが常に周囲に対しての基準になっていると思い、物事を客観的に見るのが苦手な人がやりがちです。

例えば自分よりも専門知識の乏しい相手に対して、わかりやすい説明やプレゼンなどが出来なければ、認識の齟齬などが起こって、後にトラブルが発生するというケースがあります。

顧客あるいは新人の同僚などには、まだ充分なリテラシーをもっていない方が多いので、相手と同じ目線に立って適切なコミュニケーションが取れるようになれば、トラブルも回避できる上に信頼関係の向上にも繋がります

⑨過信する傾向が高い

過信する傾向が高い

何でも自分は出来るから大丈夫だと思い込み、過信して失敗するパターンです。

このタイプは、普段から周りを自分よりも下だと見下しているような、傲慢な人によく見られます。

自信過剰なので、専門外の業務などに勝手に手を出し、却って酷い状態にしたり、また②で紹介したような確認や見直しの作業もおろそかにすることが多いです。

仕事ができる人ほど、自分の業務に対して普段から細心の注意を払っているので、過信は慎みましょう。

⑩そもそも仕事に対してモチベーションが低い

そもそも仕事に対してモチベーションが低い

根本的な部分で仕事への意欲やモチベーションが低い状態では、業務への取り組み意識も低いため、気が緩みがちになってミスをします。

単純にやる気がなく、極端な言い方だとお金さえ貰えれば、仕事内容なんてどうでもいいと思っているタイプ、もしくは仕事を近いうちに辞める気でいるタイプによく見られる傾向です。

日頃から低レベルなミスが多く見られ、それをきっかけに大きなミスを起こしがちにもなります。

当然やる気がないとはいえ、給料をいただいている以上は、それ相応の働きに責任を持たなければいけませんが、誰もが最初からやる気がなかったわけではないと思います。

職場の環境や人間関係などに馴染めず、モチベーションを保てなくなってしまった人も多く、それらを改善することが出来れば良いのですが、どうしても難しい場合はもっと自分に合った職場へ移ることも考慮して良いと思います。

仕事でミスの多い人の予防対策

仕事でミスの多い人の予防対策

これまでに私の周りでもよく取り組まれてきた、ミスの予防対策についていくつかご紹介します。

どんな仕事場にも、ミスが目立つようなタイプの人が居るのは仕方がないことですが、周囲の協力や自身の改善意識で、減少させていくことは可能です。

ミスが多い人も少ない人も、互いにフォローし合える取り組みや環境を目指しましょう!

ダブルチェック

作業のチェックを一人だけではなく二人で担当し、二重で確認や見直しを行ってミスの発生を防ぐ方法です。

多くの現場で導入されている方法で、特にミスに対して厳しいプロジェクトなどの場合だとトリプルチェック(三人体制)でより厳重に確認や見直しを行うこともある。

チェックの担当者を増やすことで、修正点の発見率を高めることができるので、事前にミスを対処しやすく、非常に効果的です。

自身のミスを記録する

日頃から、自分が発生させたミスの詳細について記録を取るという方法です。

自分もしくは誰かがミスをしてしまった際に、ノートやメモ帳などにその内容と改善策を書き残して、自分専用のミス対策マニュアルを作成します。

どんな些細なことでも、失敗したと思うような点を日々書き留め、それを見返していくことで、ミスに対しての自覚や対応策を身に付けやすくなる効果があります。

得意な仕事内容のみを任せる

誰でも得意な仕事が一つや二つはあるものなので、その人にとって得意な分野の作業のみを行ってもらうという対応方法です。

逆にいえば、ミスが目立つような苦手な分野の業務は、ほとんど避けてもらうことになるので、他の仕事に対しての成長はあまり期待できないかもしれません。

しかし、得意な仕事内容を通して周囲に貢献出来れば、自分に自信をつける良いきっかけになるので、まずはそこから成長してもらうという意味では、決して悪くない方法です。

成長の結果次第では、徐々に他の仕事に対しても期待が持てる可能性は充分にあります。

まとめ

自分の過去の経験を通して見てきた『ミスが多い人の特徴』ですが、一言でまとめてしまえば、仕事の基本的な要領が身についていない人が多いということが明らかでした。

少なくとも仕事を甘く見ていたり、舐めているようなタイプは、みんな危機管理能力に乏しく、ミスを起こしやすい傾向にありました。

人間である以上、どんなに優秀な人でもミスはしてしまいますが、今回ご紹介した特徴が少しでもミスを軽減させていくための参考になれれば幸いです。